10月 19, 2014
打つほうも緊張します

風邪が重症化すると注射や点滴を受けることがあります。
一口に注射と言っても、予防接種や治療のための注射、検査のための採血の注射など、注射にもさまざまあります。
看護師がすることも多いですが、予防接種など、直接命や病気に関わる重要な注射は医師が行なうことが多いです。
そういった観点から医師は注射に関しての知識も覚えていなくてはいけません。
医師の中でも麻酔科の医師や歯科医師は麻酔の注射も行ないます。
麻酔の注射は、麻酔の量や打つ場所を少しでも間違えると、重篤な症状や命に危険が迫る症状に陥ることもあり、非常に責任重大です。
そのように、医師にとっても非常に緊張するような注射の仕事ですが、そのような注射薬の管理を行っているのが薬剤師の仕事です。
病院勤務の薬剤師は、病院内の薬剤の管理業務のほか、注射の管理、注射薬剤の調剤業務も行ないます。
注射液も、注射する病気によっては量や組み合わせなどがちがう場合もあります。
こういった微妙な注射液の管理や調剤を行なっているのです。
ちなみに、昔は注射で色々なトラブルが起きていました。
注射を打つ人を間違えてしまったり、注射の針を変えないまま、他の人にも注射を行なっていろんなウィルスに感染してしまったり。
そのような事故が多発したことに対して、今では、注射針は使い捨てのものを用いて一回一回変える、注射をする前にはその注射を行なう本人であるかどうかの確認をきちんと行なうようになりました。
それにより注射の事故も格段に減ってきています。
医療と注射は切っても切れない関係にあります。
医師や歯科医師、薬剤師たちは注射に対してきちんとした技術や知識を身につけておくことが大切です。

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