風邪を引いたとき、心地良い入浴でリラックスしたいと考える方は多いですが、その際にはいくつかの注意点があります。
風邪の症状や体調によっては、体に負担をかけることもあるため注意が必要です。
まず、体温が38度以上ある場合は、入浴を避けるのが無難です。
高熱でお湯に浸かると体にかかる負担が増え、症状を悪化させる恐れがあるため、ぬるま湯でサッと体を拭く程度に留めることをおすすめします。
熱がなくても、体が弱っていると感じる場合、強い頭痛や悪寒がある場合は、無理をして入浴することは避けるべきです。
体力の消耗を防ぐためにも、安静にすることが欠かせません。
入浴する際には、お湯の温度にも気をつけましょう。
熱いお湯は風邪を引いている体には刺激が強すぎるため、38度から40度のぬるめのお湯が良いです。
長時間の入浴も体力の消耗につながるので、10分から15分程度の短時間で済ませます。
また、入浴後は体温が急激に下がりやすいことから、湯冷めしないように心がけましょう。
入浴後はすぐに身体を拭いて、暖かい部屋でゆっくり休むことが大事です。
さらに、温かい飲み物を少しずつとって保温しましょう。
風邪を引いたときの入浴は体を温めてリラックスできれば理想的ですが、体調や症状によっては慎重に判断しなければなりません。
体調が悪いときは無理をせず、体の声に耳を傾けることが大切です。
適切な方法で入浴を楽しむことが、風邪の回復を助ける一助となるでしょう。